創立創立100年超の学びやに別れ…思い出忘れない!
2025年春に統合予定の地域3小学校で閉校式典開催
新潟日報道 2024/11/26
2025年春に統合が予定されている新潟県新発田市紫雲寺地区の藤塚、米子、紫雲寺の各小学校で閉校記念式典が行われた。いずれも創立100年を優に超える歴史のある学校で、在校生や卒業生、地域住民らが出席し、思い出をかみしめた。
開校が1874年の藤塚小(藤塚浜)では11月16日に行われ、約270人が出席した。
藤塚小では40年以上児童に受け継がれる「大漁(だいりょう)太鼓」が、地域に親しまれてきた。式典では児童が太鼓を演奏したほか、1〜5年の代表5人が思い出を発表。4年の女子児童(10)は「学年関係なく仲良くできるのが藤塚小の伝統。いつまでも心の中に思い出を残したい」と話した。
1889年創立の紫雲寺小(稲荷岡)では10月中旬に行われ、約300人が出席。卒業生でシンガー・ソングライター笹川美和さんらも駆けつけた。式典では5,6年生が代々伝わる「干拓太鼓」を披露。笹川さんの記念コンサートも開かれた。
1884年開校の米子小(真野原外)でも10月中旬に行われ、約280人が出席した。式典の後、校舎が開放され、卒業生らが記念撮影して思い出の学びやを記憶にとどめていた。
25年春には、三つの小学校が統合して新生紫雲寺小が発足、紫雲寺地区唯一の小学校として新たな歴史を刻む。従来の紫雲寺小の校舎を使うが、校歌と校章も新しくなる。
紫雲寺小学校閉校式典
藤塚浜小学校閉校式典
米子小学校閉校式典
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